【春日部で始める終活講座⑩(完結編)】遺言書づくりは何から始める?後悔しないための「5つのステップ」

全10回にわたってお届けしてきた「春日部で始める終活講座」も、いよいよ今回が最終回です。
ここまでお読みいただいた方は、遺言書は特別なお金持ちだけのものではなく、残されたご家族を守るための思いやりの形であることを感じていただけたのではないでしょうか。
しかし同時に、「必要性は分かったけれど、実際には何から始めたらいいの?」と思われている方も多いかもしれません。
そこで今回は、後悔しない遺言書づくりのための「具体的な5つのステップ」と、不安や手間を減らす専門家(行政書士)の活用方法について分かりやすく解説します。
■ 1. 遺言書づくりを成功させる「5つのステップ」
遺言書づくりは、一度にすべてをやろうとする必要はありません。
以下の順序で一つずつ進めていくことが成功のコツです。
◆ ステップ1 財産を確認し、財産リストを作る
まずは、ご自身の財産を整理しましょう。
例えば、
- 春日部のご自宅(土地・建物)
- 銀行の預金
- 株や投資信託
- 生命保険
- 思い出の品や貴重品
などです。
通帳や保険証券、不動産の資料などを確認しながら、財産の内容を一覧にしておくと、その後の作業がスムーズになります。
まずは「自分に何があるのか」を把握することが、遺言書づくりの第一歩です。
◆ ステップ2 誰に財産を遺したいか、自分の想いを整理する
財産の全体像が見えてきたら、ご自身の想いを整理してみましょう。
例えば、
- 妻に安心して暮らしてほしい
- 長男に自宅を引き継いでほしい
- 長女にも公平に財産を残したい
などです。
遺言書は単なる財産分配のための書類ではありません。
ご家族への想いを形にするためのものです。
そのため、「誰に何を遺したいのか」をじっくり考えることが大切です。
◆ ステップ3 遺言書の種類(作り方)を決める
遺言書には主に、
- 自筆証書遺言
- 公正証書遺言
の2種類があります。
それぞれに特徴がありますので、ご自身の状況や希望に合わせて選びましょう。
なお、手続きの確実性やご家族の負担軽減という点から、私は公正証書遺言をおすすめしています。
◆ ステップ4 法的に有効な内容として具体的にまとめる
遺言書として法的に有効な内容になるよう、具体的な文言を整理していきます。
例えば、
- 「全財産を妻に相続させる」
- 「自宅は長男に、預金は長女に相続させる」
などです。
ご自身の想いを反映しながら、できるだけ分かりやすく具体的な内容にまとめていきましょう。
◆ ステップ5 遺言書を作成し保管する
内容がまとまったら、選んだ方法で遺言書を作成します。
自筆証書遺言の場合
- 法律で定められたルールに従って作成し、保管する
- 法務局の「自筆証書遺言書保管制度」の利用も検討する
公正証書遺言の場合
- 公証役場で公証人とともに作成する
- ご自身分を受け取り、原本は公証役場で保管される
まとめ
遺言書づくりは、
「財産リストを作る → 誰に何を遺したいか考える → 遺言書の種類を選ぶ → 内容を具体的にまとめる → 作成し保管する」
という流れで進みます。
大切なのは、ご自身の想いを法的に有効な形で残し、ご家族が困らないよう準備しておくことです。
■ 2. 実際によくある「自分で作ろうとして止まってしまうケース」
遺言書づくりの流れを見て、「これなら自分でもできそうだな」と思われる方は少なくありません。
しかし実際には、途中で手が止まってしまう方もたくさんいらっしゃいます。
春日部市在住のD様も当初は、「遺言書くらい自分で作れるだろう」と考えていました。
書籍やインターネットで調べながら、
- 財産リストを作る
- 誰に何を遺すか考える
- 遺言書のひな型を探す
ところまでは順調でした。
ところが実際に書こうとすると、
「この書き方で本当に有効なのだろうか」
「この土地は正しい表記になっているのだろうか」
「預金口座はどこまで細かく書けばいいのだろうか」と次々に疑問が出てきました。
調べても情報が多すぎて何が正しいのか分からず、「もう少し勉強してから書こう」と思っているうちに数か月が経過。
結局、何度も書き直そうとしては途中で止まり、完成できないままになってしまったのです。
その後、D様は当事務所へ相談に来られ、面談の際に、「やろうと思っていたんです。でも、どこまで書けばいいのか分からなくなってしまって……」とお話しくださいました。
■ 3. 専門家(行政書士)に頼むと何が変わるのか?
D様のように、一人で抱え込む必要はありません。行政書士などの専門家に依頼することで、不安や手間を大きく減らすことができます。
・面倒な書類集めを任せられる
戸籍謄本や不動産関係書類など、煩雑な書類収集をサポートします。
・ご家族の状況に合わせた分け方を提案できる
法律だけではなく、ご家族の状況やご本人の想いも踏まえながら、将来のトラブルを防ぐための内容をご提案します。
・公証役場とのやり取りも任せられる
公正証書遺言を作成する場合は、公証役場との事前調整や必要書類の準備などをサポートします。
■ 4.大切なご家族へ、最後の「やさしさ」を
今回の講座でお伝えしたかったことは、次の3つです。
- 遺言書は「残されたご家族が迷わず、揉めないようにするため」の最大の思いやりであること
- 元気で判断能力がしっかりしている今だからこそ準備できること
- 一人で悩まず、まずは専門家へ相談するという一歩を踏み出してほしいこと
あなたが残す1枚の遺言書が、将来のご家族の安心と笑顔につながります。
■ ご家族の「安心の未来」のために、はじめの一歩を踏み出してみませんか?
「何から手を付ければいいのか分からない」
「うちの家族構成では、どのような準備が必要なのだろう」
そのような疑問や不安をお持ちでしたら、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
当事務所では、難しい専門用語を使わず、お客様のお気持ちに寄り添った丁寧なご相談を心がけています。
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